岡山じゃけぇ
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■学生さんとともに学ぶ
今日は中国から岡山大学へ留学中の盛茗さんを案内して真庭の製材所を回って来ました。
盛茗さんは前期博士課程の卒業論文として真庭のバイオマスについて勉強がしたいそうで、
各製材所の端材、チップ、オガ粉、樹皮等の利用状況の集計とともにバイオマスへの取り組み実態、
今後の意向について現場の意見を伺ってきました。
今回お世話になった製材会社は
中国林業さん、堀住建さん、武住さん、牧野木材工業さん、タブチさんの5社。
今回の伺った話を僕なりにまとめ、解釈した私見を下記に記述します。
この5社のうち実際にバイオマス燃料利用を実行されている会社は牧野木材工業の1社でしたので、
多くの話がバイオマス利用とは何か?という話がメインだったと思います。
真庭の製材所から産出される上記の端材は主に木材チップ以外はただ同然の取引がされており
木材チップにおいても全国の相場からすると著しく低い単価で取引されています。
このような状況では木材価格が低迷する中、森から切り出され出てきた木、その木が植林されてから何十年と人が手をかけ
人工林として成り立たせるための代価が山に支払われない、成り立たない状態になっているわけです。
これら製材所から産出される端材がバイオマス燃料への利用として計れ、副産物としての利益が確保できるなら今後、これほどの材料はないのではないのでしょうか?
現在、実験段階を含め利用される方向にあるのが、木材チップをエタノールへの原料、オガ粉を木質ペレットへの利用、
そして樹皮についてですが現在、バーク堆肥として使用されています、こちらはそれ以外の有効利用手段が未だ手探りの状態です。
そのような中で牧野木材工業さんが現在、実地試験に取り組んでいるのが木屑ボイラで現在は木材製品の端材、この端材の中でも柱材等乾燥後にでた端材を
木屑ボイラに利用、さらにオガ粉、樹皮を粉砕したものをコンピュータ管理の下、夜間は無人での投入を含め実験記録の集計を取りながらですが、とても有効的に、
消費され木屑ボイラ設置前に比べ30%の重油をカットする事ができているそうで、
今後、林地残材チップ、木質ペレットも含めた木質バイオマスエネルギーの利用拡大が計画にあるそうです。
しかしながら、現在の木材、ひいては国産材のイメージは外材に比べ価格が高い、建築用材として集成材に比べ使用しにくい、あまつさえ未だに森林伐採のし過ぎだとか、
割り箸の消費は控えよう等、間違ったイメージが定着したままです。これらに関してのイメージは日本国内の林業、国産材利用においては全くの間違いであって、
現在、世界、世間で問われている環境保全、環境回復の観点からして日本の木にまつわる全ての事業は正しい進め方をすればこれ以上の貢献、可能性は無いと断言できます。
盛茗さんは前期博士課程の卒業論文として真庭のバイオマスについて勉強がしたいそうで、
各製材所の端材、チップ、オガ粉、樹皮等の利用状況の集計とともにバイオマスへの取り組み実態、
今後の意向について現場の意見を伺ってきました。
今回お世話になった製材会社は
中国林業さん、堀住建さん、武住さん、牧野木材工業さん、タブチさんの5社。
今回の伺った話を僕なりにまとめ、解釈した私見を下記に記述します。
この5社のうち実際にバイオマス燃料利用を実行されている会社は牧野木材工業の1社でしたので、
多くの話がバイオマス利用とは何か?という話がメインだったと思います。
真庭の製材所から産出される上記の端材は主に木材チップ以外はただ同然の取引がされており
木材チップにおいても全国の相場からすると著しく低い単価で取引されています。
このような状況では木材価格が低迷する中、森から切り出され出てきた木、その木が植林されてから何十年と人が手をかけ
人工林として成り立たせるための代価が山に支払われない、成り立たない状態になっているわけです。
これら製材所から産出される端材がバイオマス燃料への利用として計れ、副産物としての利益が確保できるなら今後、これほどの材料はないのではないのでしょうか?
現在、実験段階を含め利用される方向にあるのが、木材チップをエタノールへの原料、オガ粉を木質ペレットへの利用、
そして樹皮についてですが現在、バーク堆肥として使用されています、こちらはそれ以外の有効利用手段が未だ手探りの状態です。
そのような中で牧野木材工業さんが現在、実地試験に取り組んでいるのが木屑ボイラで現在は木材製品の端材、この端材の中でも柱材等乾燥後にでた端材を
木屑ボイラに利用、さらにオガ粉、樹皮を粉砕したものをコンピュータ管理の下、夜間は無人での投入を含め実験記録の集計を取りながらですが、とても有効的に、
消費され木屑ボイラ設置前に比べ30%の重油をカットする事ができているそうで、
今後、林地残材チップ、木質ペレットも含めた木質バイオマスエネルギーの利用拡大が計画にあるそうです。
しかしながら、現在の木材、ひいては国産材のイメージは外材に比べ価格が高い、建築用材として集成材に比べ使用しにくい、あまつさえ未だに森林伐採のし過ぎだとか、
割り箸の消費は控えよう等、間違ったイメージが定着したままです。これらに関してのイメージは日本国内の林業、国産材利用においては全くの間違いであって、
現在、世界、世間で問われている環境保全、環境回復の観点からして日本の木にまつわる全ての事業は正しい進め方をすればこれ以上の貢献、可能性は無いと断言できます。
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